業務用紙トレーは「入れる商品」と「売価の見え方」でサイズを選ぶ

うちの主力商品には、どのサイズの紙トレーが合うかしら?
カタログのミリ単位の寸法表や容量の数字を見ても、実際の売り場に並べたときのイメージはなかなか湧きにくいものです。
結論から申し上げますと、容器選びで確認すべきなのは、寸法だけではありません。

容器のサイズ選び一つで、ショーケース内での売価の見え方は大きく変わります。

いくら環境に良くておしゃれな素材でも、サイズ選びを間違えれば、売り場での魅力は半減してしまいます。
大きすぎるとスカスカ、小さすぎると盛り付けが潰れる

大は小を兼ねると思って大きめを買ったら、中身が少なく見えて安っぽくなってしまったことがあるわ…

その失敗は、現場ではかなり起こりやすいです。
商品の量に対して大きすぎるトレーを選ぶと、不自然な余白が悪目立ちし、商品がスカスカで貧相に見えてしまいます。
これでは、お客様に「この値段でこれだけ?」と思われかねず、値引きロスの原因にもなります。
逆に、コストを抑えようと小さすぎるトレーに無理やり詰め込むと、ラップ掛けの際に食材が押し潰され、せっかくのシズル感やふんわり感が失われてしまいます。

余白が多すぎると貧相に、詰め込みすぎるとラップ掛けで食材が潰れる原因になります。

ジャストサイズを選ぶことは、単なる見映えの問題ではなく、「設定した売価の価値を、お客様に正しく伝えるための必須条件」と言えます。
深さ27mmは「高さを盛る容器」ではなく「面で見せる容器」
当社の「ナチュラルペーパートレー」は、12-27から22-27までの全4規格が、すべて「深さ27mm」の浅型設計で統一されています。
この深さ27mmという仕様には、明確な理由があります。
それは、食材が容器の底に深く沈み込まず、少量の食材でもボリューム感を演出しやすいという点です。
つまり、このトレーは丼もののように「高さをドカンと積む容器」ではなく、唐揚げやハンバーグ、精肉の赤身、サラダなどを「面で広く見せる容器」として使うと、特性を活かしやすくなります。

深さ27mmの浅型設計は、食材を沈み込ませず「面」で広く見せるのに適しています。
逆に言えば、高さをしっかり出したいお弁当や、汁気がたっぷりの惣菜、水分の多い鮮魚などには向いていません。
「浅型を活かして面で見せ、設定した売価に見合う価値を感じさせる」。

このルールを前提にすると、「大きすぎてスカスカ」「小さすぎて潰れる」といったサイズ選びの失敗を避けやすくなります。
【用途・量目別】ナチュラルペーパートレー4規格の逆引きサイズ診断

「この商品には、どのサイズを合わせればいいのか?」はどうやって判断したらいいの?

現場での判断に迷った際は、以下の「逆引きサイズ診断表」を目安にしてください。
| 商品名 | 目安量 | 推奨規格 | 売価の見え方 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 少量惣菜・試食・ミニサラダ | 約50〜80g(1〜2口サイズ) | 12-27 (120×196mm) |
少量でも余白が出にくく、低単価商品を貧相に見せにくい | 大きな具材や高さのあるものははみ出しやすい |
| 唐揚げ・ポテトサラダ | 約150〜200g(唐揚げなら中サイズ3〜5個程度) | 15-27 (155×196mm) |
標準惣菜の価格帯に対して、量感と見映えのバランスを取りやすい | 山盛りにするとラップが潰れやすい |
| カット野菜・きのこ・ミニトマト | 約100〜180g | 15-27 または 17-27 | 色味を面で見せやすく、鮮度感を出しやすい | 水分が出やすい商品は吸水対策や販売時間の確認が必要 |
| ハンバーグ・デリ惣菜 | 約200〜250g(主菜+付け合わせ) | 17-27 (175×196mm) |
主菜+付け合わせで、単品惣菜より一段上の売価感を作りやすい | 汁気の多いソースの掛けすぎには不向き |
| 精肉・焼肉用盛り合わせ | 約180〜250g | 22-27 (196×225mm) |
精肉や盛り合わせを広く見せ、高単価商品の特別感を出しやすい | ドリップが出やすい部位は吸水シートの併用を |

用途と量目に合わせた4規格。12-27、15-27、17-27、22-27規格です。
少量・単品向け「12-27」:小さな惣菜をスカスカに見せない

ちょっとしたおつまみやミニサラダをプラトレーに入れると、どうも安っぽく見えてしまうんだよね…

そういった用途には、最もコンパクトな12-27規格が合わせやすいです。

12-27規格(120×196mm)。少量の惣菜でも余白が出にくく、充実感を演出できます。
単価を抑えた少量パックや、1〜2口サイズの商品に大きなトレーを使うと、余白ばかりが目立ち「スカスカ」な印象を与えてしまいます。
12-27規格なら、少量の食材でもトレーの面積に対してしっかり詰まって見えるため、少量パックでも、売価に対して物足りない印象を抑えやすくなります。
試食販売や、サイドメニューの展開に合わせやすいサイズです。
標準惣菜向け「15-27」:唐揚げ・サラダを迷わず合わせやすい基本規格

スーパーの惣菜コーナーで最も汎用性が高いのが、この15-27規格です。
例えば、唐揚げなら150〜200g程度(中サイズ3〜5個)、ポテトサラダやマカロニサラダなら1人前の量目を盛り付けるのに適しています。

15-27規格(155×196mm)。スーパー惣菜の定番である唐揚げ(150〜200g)に合わせやすい基本サイズです。
深さ27mmの浅型設計により、食材が底に沈み込まず、上から見たときに適度なボリューム感とシズル感を見せやすくなります。
「定番惣菜のトレーを紙に切り替えたい」という場合、まずはこのサイズを基準に考えるのがおすすめです。
また、カット野菜やきのこ、ミニトマトなど、色味を面で見せたい青果系の商品にも15-27は合わせやすい規格です。
葉物や水分が出やすい商品では、販売時間や吸水対策を確認しながら、必要に応じて17-27と比較して選ぶと失敗を避けやすくなります。
主菜+付け合わせ向け「17-27」:ハンバーグを1品料理として見せる

ハンバーグだけじゃなく、横にブロッコリーやポテトも添えて、少し単価を上げたいんだけど…

その場合は、少し横幅にゆとりがある17-27規格が向いています。
メインの食材(約150gのハンバーグやチキンステーキなど)に加えて、彩りとなる付け合わせを添える場合、15-27では窮屈になり、ラップが食材を押し潰してしまいます。
17-27規格を使えば、それぞれの食材が重なりすぎず、適度な「上品な余白」が生まれます。

17-27規格(175×196mm)。主菜と付け合わせを無理なく配置でき、一段上の売価感を作り出します。
単なる惣菜ではなく、1つの「料理」として見せたいデリ・テイクアウト商品に合わせやすい規格です。
精肉・盛り合わせ向け「22-27」:赤身や具材を面で広く見せる

シリーズ最大となる22-27規格は、精肉の赤身や、焼肉用の盛り合わせ、カット野菜など、面積を広く取ってアピールしたい商品に向いています。
約180〜250gの精肉を平置きした際、白いプラトレーとは違う未晒しクラフト紙の色合いにより、売り場での印象を変えやすくなります。

22-27規格(196×225mm)。未晒しクラフト紙の色合いが赤身を引き立て、特別感を演出します。
週末の高単価商品やイベント用の盛り合わせなど、「いつもより少し特別に見せたい商品」と相性が良い規格です。
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サイズ選びで失敗しやすい商品。浅型トレーに向くもの・向かないもの
ここまで、量目と用途に合わせたサイズ診断をご紹介してきましたが、どんな商品にも合う万能な容器というものは存在しません。

ナチュラルペーパートレーの特性である「深さ27mmの浅型」が、逆にデメリットになってしまうケースも必ず知っておいてください。

高さを出しすぎたり、汁気が多すぎるメニューには、浅型トレーは不向きです。
汁気が多いもの、高さを出す盛り付けには不向き
このトレーは「面で見せる」ことに特化しているため、丼もののようにお米とおかずを高く積み上げるようなお弁当用途には向いていません。
無理に高さを出すと、ラップを掛けた際に食材が押し潰され、見栄えが悪くなってしまいます。
また、内面に耐水・耐油のためのPP(ポリプロピレン)ラミネート加工を施していますが、ひたひたになるほど汁気が多い煮物や、大量の水分・ドリップが出る鮮魚の切り身などには不向きです。

大量のドリップが出る鮮魚などには、耐水加工があっても不向きな場合があります。
サイズが合っていれば、フチの丸みとPP加工が「見栄え」をさらに下支えする

サイズが合っていても、紙トレーだとタレが染みたり、ラップが剥がれたりして結局売り場が汚れるんじゃないの?

用途と量目が合っていれば、タレ染みやラップのやり直しリスクを抑えやすくなります。
先述の通り、内面にはPP加工を施しているため、通常の惣菜や精肉から出る油分・タレ・適度なドリップであれば、染み出して売り場を汚すリスクを軽減できます。
さらに、トレーのフチ(フランジ)部分にはなめらかな丸みを持たせています。
適正なサイズ選びによって食材が無理なく収まっていれば、このフチの丸みにラップがしっかりと密着し、作業のやり直しや陳列中の剥がれを抑えやすくなります。
「サイズが合っていること」と「この機能性」が揃うことで、売り場での見栄えを安定させやすくなります。

応力を分散させる「フチの丸み」により、ラップが剥がれにくく、忙しい現場の梱包ストレスを軽減します。
業務用紙トレーのサイズ選びに関するよくある質問

バイヤー様や現場の皆様から寄せられる、よくあるサイズ選びの疑問にお答えします。

Q1. 唐揚げ200g前後なら、どの規格が合わせやすいですか?

A. 一般的なサイズの唐揚げ(1個40〜50g)が4〜5個程度であれば、標準サイズの「15-27規格」が最も合わせやすいです。
適度なボリューム感を保ちつつ、ラップ掛けもスムーズに行えます。ただし、1個が非常に大きいジャンボ唐揚げなどの場合は、一つ上の「17-27規格」でゆったり見せることをおすすめします。

Q2. サラダを入れると、ボリューム感はどう見えますか?

A. 浅型設計のため、ポテトサラダやマカロニサラダなどは底に沈まず、ふんわりとしたボリューム感を演出しやすくなります。
15-27規格や17-27規格を使えば、プラトレーで陥りがちな「貧相な見え方」を回避し、手作り感や鮮度感を伝えやすくなります。

Q3. 精肉を入れるなら、どの規格が見栄えしやすいですか?

A. 180g〜250g程度のスライス肉や焼肉用であれば、最も大きい「22-27規格」を使い、重なりを減らして広く見せるのが合わせやすいです。

ナチュラルペーパートレーは、見え方を悪化させる要因を抑え、お肉の価値を引き立てます。
未晒しクラフト紙の色合いがお肉の赤身を際立たせ、いつもと違う特別感を演出できます。
※精肉特有のドリップ対策については、別の記事で詳しく解説しています。
⇒ 精肉のドリップ・変色を防ぐ紙トレーの活用法はこちら

Q4. 浅型トレーに向かない商品はありますか?

A. はい。大量の水分が出る鮮魚(切り身や刺身など)や、汁気が極端に多い惣菜、また数日間にわたる長期保存を前提とした商品には不向きです。

大量の水分が出る鮮魚や、数日間にわたる長期保存用途には適しておりません。
あくまでその日のうちに売り切る惣菜や精肉・青果の「見栄え向上」としてご活用ください。

Q5. メニューごとにすべての規格を揃えるべきでしょうか?

A. いいえ、最初から全規格を揃える必要はありません。
まずは自店の主力となる商品(一番売りたい、あるいは一番見栄えを改善したい商品)にターゲットを絞り、それに合う1〜2規格だけをテスト導入することをおすすめします。
サイズの正解は、売り場で並べて初めて分かる。まずは1品だけ50枚で試す
ここまで、用途と量目によるサイズ選びの基準をお伝えしてきました。
しかし、最終的な「サイズの正解」は、画面の前の寸法表とにらめっこしていても分かりません。
実際にいつもの食材を盛り付け、ラップを掛け、自店のショーケースの照明の下に並べてみて初めて「売価に見合う見栄えになっているか」が判断できます。
「合わなかったらどうしよう…」と迷ったまま大量発注し、結局使えずに厨房の隅でホコリを被る「不良在庫」になってしまう。

これが現場にとって一番の損失です。
そのような失敗を防ぐため、シンメイのナチュラルペーパートレーは、全規格「50枚」という小ロットからご注文いただけます。

最小ロットの50枚なら、金銭的・空間的リスクゼロで自店テストが可能です。
1番小さな12-27規格であれば、1枚あたり14円(50枚で税込700円)からお試しが可能です。
まずは、自店の主力となる1品に絞り、今の容器と並行して現場でテストしてみてください。
盛り付けのしやすさ、ラップ作業の手間、そして何より「売り場での見え方」がどう変わるか。
現場のリアルな目でご確認いただき、納得した上で本格導入を進めていただければと思います。



