
介護施設で来訪者用のスリッパを用意するとき、使用後の扱いに手間を感じることはないでしょうか。
面会や施設見学は日によって人数が変わり、使ったスリッパを洗って乾かし、また出せる状態に戻す作業が続きます。
この記事では、来訪者用に使い切りタイプのスリッパを使うと、衛生面・日々の手間・品質の3点がどう変わるのかを整理します。
受付での渡し方や使用後の扱い、必要な足数の考え方まで確認できます。
なお、入居者・利用者の方が日常的に履く履物や、職員用の履物は扱いません。
介護施設の来客用スリッパを使い切りタイプにすると何が変わるか
変わるのは、大きく3つです。


1つ目は、来訪者へ渡すスリッパの状態です。
使い切りスリッパなので、手軽に履き替えができて衛生的です。この商品は1足ごとに個包装されているため、来訪者ごとに未開封のものを取り出して渡せます。

1足ごとの個包装されております。
2つ目は、使用後に発生する作業です。
繰り返し使用する運用では、使用後に回収し、消毒、保管と、再び来客用として出せる状態に戻す工程が必要になります。使い切りタイプでは、この工程が発生しません。

「使い切りタイプ」と「繰り返し使用タイプ」の運用方法を比較。配布・使用から、回収・消毒・保管・再利用までの流れを整理しています。
3つ目は、商品のつくりです。
使い切りタイプというと簡易的なつくりを想像されるかもしれませんが、この商品はクッション材を使用しており、クッション性と通気性に優れています。

クッション性と通気性に優れています。
シンメイの商品説明でも、衛生管理が必要な介護施設や病院での使用をおすすめしています。
この3点を、次の章から1つずつ詳しく見ていきます。
【衛生】来訪者ごとに未開封のスリッパを渡せる
介護施設では、面会に来られるご家族、入居を検討している見学者、業者の方など、立場の異なる来訪者が同じ日に重なります。
それぞれへ、どのような状態のスリッパを渡すかが最初の論点です。
個包装なので、来訪者ごとに未開封のまま渡せる
この商品は1足ごとに個包装されています。
1袋に10足入っており、必要な人数分だけ取り出せます。
受付で来訪者を迎えるとき、袋のまま1足ずつ手渡せるため、複数の方が続けて来られても、直前の方が使ったものを渡すことにはなりません。
使い切りスリッパなので、手軽に履き替えができて“衛生的”です。
面会の受付では、記帳や体調確認など、ほかにも行うことがあります。
スリッパの状態を確認してから渡すのではなく、未開封のものをそのまま渡せる形であれば、受付での判断が1つ減ります。
未使用品を未開封の状態で区別しやすい
洗って繰り返し使用する運用では、玄関に並んでいるものが未使用なのか、すでに誰かが履いたものなのかは、見ただけでは分かりにくいことがあります。
職員が入れ替わる時間帯や、複数の職員が受付に立つ施設では、この判別が難しくなります。
未開封のものだけをまとめて置いておけるため、次に受付へ立つ職員へ引き継ぐときも、未使用品の状態を共有しやすくなります。
残数の把握も同じです。未開封の個包装がいくつ残っているかを数えれば、いま何足渡せるかが分かります。
未使用品の残数を確認しやすいため、次の来訪に向けた準備を進めやすくなります。
【手軽さ】使用済みスリッパを洗って再利用する工程が発生しない
来客用スリッパの手間は、渡すときよりも、渡したあとに集中します。
洗って繰り返し使用する運用で発生していた工程
来客用スリッパを洗って繰り返し使用する場合、来訪者が帰られたあとに次の作業が発生します。
- 使用済みのものを回収する
- 洗う
- 乾かす
- 再び来客用として出せる状態に並べ直す
このうち使い切りタイプで発生しなくなるのは、洗浄、乾燥、再び出せる状態に戻す準備の3つです。
回収については、後の章で整理するとおり、施設の方針によって発生する場合があります。
洗浄と乾燥には時間がかかります。面会が続く日には、次の来訪までにどれだけの乾燥時間を確保できるかも考慮する必要があります。
使い切りタイプでは、この時間を計算に入れずに済みます。
それぞれが向く場面を整理する

どちらが優れているという話ではなく、重視する条件によって向き不向きが分かれます。
| 比較項目 | 洗って繰り返し使うタイプ | 使い切りタイプ |
|---|---|---|
| 使用期間 | 同じものを継続して使用 | 来訪ごとに新しいものを使用 |
| 使用後の作業 | 洗浄と乾燥、並べ直しが必要 | 洗浄と乾燥は不要 |
| 向いている条件 | 同じ利用者が継続して使う場面 | 来訪者ごとに新しいものを渡したい場面 |
繰り返し使えるスリッパは、継続して使うことや耐久性を重視する場面に向いています。
一方、来訪者ごとに新しいものを渡したい場合や、使用後の作業を減らしたい場合は、個包装の使い切りタイプも選択肢になります。
【品質】使い切りタイプでも、クッション性と通気性に優れたつくり

使い切りタイプは簡易的なつくりというイメージがあるかも…

ではこの商品がどのようなつくりになっているかを整理します。

クッション性と通気性に優れています。
クッション材の使用と、クッション性・通気性
この商品はクッション材を使用しており、クッション性に優れています。
使い切りタイプでありながら、簡易さだけを重視した仕様ではありません。
また、通気性にも優れています。面会や施設見学では、玄関から居室や相談室まで移動し、そのままの状態でしばらく過ごすことがあります。
底面のすべりにくいPVC加工と、使用する床の状態
この商品は、底面にすべりにくいPVC加工が施されています。

事前に床の状態はご確認ください。
来訪者が受付からどの場所まで移動するかを整理し、その経路の床の状態を確認してください。
濡れやすい場所や段差のある経路を含む場合は、慎重に判断する必要があります。
27cm・10足入り・ホワイト/グレーの基本仕様

1袋10足梱包されております

白スリッパ

グレースリッパ
商品サイズの表記は27cmでございますが、対応する足のサイズと着用感が異なる場合もございますので、まずは少量ご購入のうえ、サイズ感をご確認いただくことをおすすめいたします。
来客用の不織布スリッパの選び方|個包装・必要数・サイズ表記の確認ポイント
受付で手渡すか入口へ設置するかを決める
来訪者へ渡す方法は、受付で職員が手渡す方法と、入口に必要数を置いておく方法に分かれます。
個包装なので、どちらの方法でも未開封のまま扱えます。
手渡しと設置を比べる

判断の材料になる違いを整理します。

配布方法によって、個包装が必要かどうかは変わります。
| 比較項目 | 受付で手渡す | 入口へ設置する |
|---|---|---|
| 職員の対応 | 来訪のたびに対応が必要 | 来訪のたびの手渡し対応は不要 |
| 数量の把握 | 渡した数を把握しやすい | 定期的な確認が必要 |
| 来訪者の動き | 案内と同時に渡せる | 案内表示などが必要になる場合がある |
受付に職員が常駐している時間帯であれば、手渡しは来訪の記録や案内と同時に行えます。
受付が無人になる時間帯がある施設では、入口へ設置する方法を検討できます。
時間帯によって使い分ける運用もあります。
使用後の持ち帰り・回収・廃棄と、案内担当を決める
使用後をどう扱うかは、来訪者へ何を伝えるかと直結します。
先に方針を決めておくと、受付での案内がそろいます。
まず持ち帰りか施設回収かを決める
※衛生面を考慮すると、開封後は破棄することを推奨します。
パッケージに持ち帰りの案内があっても、施設として回収する方針であれば、その方針に沿って案内することになります。
最初に決めるのは、来訪者に持ち帰っていただくか、施設で回収するかの2つです。
持ち帰りとする場合は、受付でその旨を伝えるかどうかを決めます。
施設で回収する場合の廃棄まで決める

施設で回収する場合は、回収する場所と、未使用品と混ざらない置き方を決めておく必要があります。
未使用品の保管場所を決める

使い切りタイプでも、未使用品の在庫は保管します。
玄関付近の棚や窓際に置く場合は、日が差し込む時間帯がないかを確認してください。
保管場所と、残数を誰が確認するかを決めておくと、次回の準備で数え直す手間が減ります。
導入を検討しやすい条件と、慎重に検討したい条件

ここまでの整理を踏まえて判断します。
次に当てはまる場合は、仕様と施設の条件が合うかを確認する段階です。
- 来訪者ごとに新しいものを渡したい
- 使用後の洗浄と乾燥の作業を減らしたい
- 未開封のまま保管し、配布したい
- 受付で1足ずつ渡したい
- 10足入りの販売単位で調整したい
一方、次を重視する場合は、まずは少量ご購入のうえご確認ください。
- 対応足サイズの明示が導入条件である
- 厚みやクッション材の仕様を数値で確認したい
- 長時間の着用を前提としている
- 耐久性を最優先する
- 床材との相性が特に重要な場所で使う
よくある質問












まとめと次に行うこと
介護施設の来客用スリッパを使い切りタイプにすると、来訪者ごとに未開封のものを渡せること、使用後の洗浄と乾燥の工程が発生しないこと、クッション材を使用しクッション性と通気性に優れたつくりであることの3点が変わります。
次に行うこととして、以下を確認してみてください。
- 使用後の洗浄と乾燥に、現在どれくらいの時間を使っているか確認する
- 来訪人数と予備数を決め、未使用在庫を数える
- 新たに必要な足数と袋数を計算する
- 受付で手渡すか入口へ設置するかを決める
- 使用する範囲の床の状態を確認する
- 使用後は持ち帰りか施設回収かを決め、案内する担当者を決める
- 未使用品の保管場所が高温や直射日光の当たる場所にならないか確認する
- 対応足サイズを確認できない場合は、適合の判断を保留する
自施設の運用条件に合う場合に、購入をご検討ください。


