くっつきにくい業務用おかずカップの選び方。弁当・惣菜のへたりや油染みを抑えやすくし、作業性と見栄えを見直す!

弁当や惣菜の製造現場において、「おかずカップに食材が張り付いて見栄えが崩れる」「安いカップを使っているが、油分や水分でへたってしまい盛り付けに気を使う」といったお悩みはないでしょうか。

毎日大量の盛り付けを行う現場では、カップの扱いにくさが「見えない手間」や「お客様の食べにくさ」につながる場合があります。

弁当・惣菜の盛り付け作業と業務用おかずカップ

毎日大量に盛り付ける現場だからこそ、カップの作業性が重要です。

本記事では、・惣菜現場で起きやすい不満を整理しつつ、盛り付け作業の安定と見栄えの維持につながりやすい「くっつきにくい業務用おかずカップ(両面シリコン紙)」の選び方と確認ポイントを解説します。

安いおかずカップで起きやすい現場の不満と「見えないロス」

単価の安いおかずカップはコスト削減に役立ちますが、現場のオペレーションや扱う食材によっては、以下のような不満や見えないロスが生じている場合があります。

安いおかずカップによる盛り付けの苦戦

「たかがカップ」の妥協が、現場の隠れた手間を生んでいます。

油分や水分によるへたりと、現場での「2枚重ね」

煮物や揚げ物など、水分や油分が多いおかずを薄手で安価なカップに入れると、すぐにへたってしまうことがあります。

これを防ぐため、現場のスタッフが無意識のうちにカップを「2枚重ね」にして盛り付けているケースもあります。

汁気でへたったおかずカップと2枚重ねの様子

へたりを防ぐための「2枚重ね」は、資材費と手間の無駄につながります。

結果として、想定していた資材費が倍になり、はがす手間も増えてしまいます。

陳列からテイクアウト、実食時までの「見栄えの変化」

盛り付け直後は良くても、店頭や冷蔵ショーケースでの陳列中、あるいはお客様が持ち帰る間に、カップから油染みや味移りが発生することがあります。

陳列中に油が染み出した弁当のおかずカップ

時間が経つと油や水分が染み出し、商品価値を下げてしまいます。

時間が経つことで商品の見た目印象が落ちやすくなり、弁当全体の品質に関わる課題となります。

おかずの張り付きによる、スタッフの手直しとお客様の食べにくさ

冷めたおかずがカップに強く付着してしまうと、盛り付け時に形が崩れて手直しが発生します。

また、お客様がいざ食べる際にも「おかずがきれいに取れない」といったストレスを感じさせ、満足度低下の要因になる懸念があります。

業務用おかずカップを選ぶときに見るべき4つのポイント

これらの現場課題を見直すためには、単価だけでなく、以下の4つのポイントを基準に自店に合うカップを選ぶことが重要です。

業務用おかずカップ選びのチェックポイント

単価だけでなく、現場の用途に合った基準で選ぶことが重要です。

① 油分・水分の多いおかず(煮物・揚げ物等)に耐えられるか

時間が経ってもカップがへたりにくく、隣のおかずへの油移りや味移りを抑えやすい素材かどうかがポイントです。

タレの多い惣菜を扱う場合は、耐水・耐油性の確認をおすすめします。
② 冷めた状態でもおかずがカップに張り付きにくいか(剥離性)

盛り付け時の見た目崩れを抑えやすいか、そして実食時にお客様がストレスなく綺麗に食べやすいかという「剥離性(はがれやすさ)」も、満足度を左右する視点のひとつです。

③ 弁当箱や惣菜パックの「仕切り」として使いやすい形状か

適度な強度があり、仕切りとして扱いやすい形状のカップを選ぶことで、新人スタッフやパートスタッフでも扱い方を揃えやすくなり、作業のばらつきを見直すきっかけになります。

④ 容器の寸法(底径・高さ)に合っているか

カップが大きすぎて蓋に当たったり、小さすぎて弁当箱の中に隙間ができたりしないよう、実際に使用する容器の底の寸法と高さを正確に合わせる必要があります。

 

サイズがぴったり合い、綺麗に仕切られた弁当

耐油性・剥離性・サイズが揃うことで、見栄えと作業性が両立します。

紙ingの規格詳細・お問い合わせはこちら

くっつきにくさ・耐水耐油性を重視するなら「両面シリコン紙」も選択肢

上記のポイントを踏まえ、食材の張り付きや見栄えの崩れにお悩みの現場で選択肢になるのが、両面シリコン加工が施された紙カップ「紙ing(カミング)」です。

シンメイの両面シリコン紙「紙ing」

両面シリコン加工が施された紙カップ「紙ing(カミング)」

「タレのついたお肉や、油の多い揚げ物を入れると、どうしても見た目が悪くなりがちで…。」

そんな時こそ、両面シリコン紙が候補になります。優れた耐水・耐油性で油染みや水分を抑えやすく、陳列時の見た目印象を損ないにくいのが特徴です。

食材の付着を抑えやすくし、盛り付け直しや満足度低下を防ぐ一助に

両面シリコン加工の特徴のひとつは、おかずがはがれやすいことです。

盛り付け時の崩れを抑えやすく、お客様が最後まで綺麗に食べやすいため、満足度低下を防ぐ一助になります。

食材が綺麗にはがれる両面シリコンカップ

おかずが綺麗にはがれやすいため、見た目の崩れを抑えられます。

油染みや水分を抑え、陳列時の見た目印象を損ないにくい

油分や水分の影響を受けにくい素材のため、弁当箱内の仕切りとして隣のおかずへの味移りを見直す選択肢としてご検討いただけます。

紙ingの規格詳細・お問い合わせはこちら

紙ingをおかずカップとして使う場合の規格と確認ポイント

自店の現場に導入する際は、容器に合わせた適切なサイズを選ぶことが不可欠です。紙ingの主な規格と、確認の手順をご紹介します。

シンメイの両面シリコン紙「紙ing」

既存の焼き型を汚さないための補助材として活躍します。

5号・小判型は、入れるおかずの量と弁当箱の仕切りスペースで使い分ける

形状やサイズによって、以下のような用途の目安としてお考えいただけます。

規格名 寸法(mm) 用途・使い分けの目安
5号 底径35 × 高さ20 少量の副菜や、丸みのある仕切りスペースに使いやすい場合があります。
小判65 底面65×30 × 高さ28 細長い惣菜や、長方形の仕切りスペースで検討しやすいサイズです。
小判70 底面70×45 × 高さ30 少しボリュームのあるおかずに適した中型サイズです。
小判80 底面80×50 × 高さ35 唐揚げやフライなど、かさのあるおかずを入れる場合に検討しやすいサイズです。

自店の弁当箱・惣菜パックの「底径」と「高さ」の測り方

まずは、現在お使いの弁当箱や惣菜パックの「おかずを入れるスペース(底面)」を定規で測ります。

次に、蓋を閉めた時にカップが潰れないよう「深さ(高さ)」を確認し、それに近い寸法の規格をお選びください。

弁当箱の仕切りサイズの測り方

容器の底面寸法と、蓋を閉めた時の深さを正確に測ります。

単価だけでなく、2枚重ねや盛り付け直しの手間も含めて見直す

資材選びでは1枚あたりの単価が重視されがちですが、現場のトータルコスト(見えない手間)で見直す考え方も重要です。

おかずカップのトータルコストを計算する現場責任者

「見えない手間」を人件費に換算し、トータルで評価することが大切です。

仮に1日10分の盛り付け遅延や手直しが発生している場合の計算例

たとえば、カップのへたりによる2枚重ねや、張り付きによる盛り付け直しに、スタッフが毎日合計10分を費やしていると仮定します。

1日約166円の見えない人件費ですが、1ヶ月(25日稼働)で約4,150円、1年で約49,800円の手間がかかっている計算になります。

(※時給1,000円、月25日稼働で単純計算した場合。実際の人件費や作業時間は現場により異なります)

1枚あたり約0.56円~1.76円※の単価だけで判断せず、現場のロスを確認する

紙ingの参考単価は以下の通りです(※5,000枚換算時の暫定目安)。
5号 約0.56円
小判65 約1.22円
小判70 約1.56円
小判80 約1.76円

現状よりカップの単価が少し上がったとしても、2枚重ねの必要性を見直せる可能性があり、盛り付けの扱い方が揃えば、結果として現場の負担や見栄え不良の軽減につながる場合があります。

単価差と手間のバランスを比較してみてください。

【重要】導入前に必ず確認したい注意点と使用上の条件(両面提示)

紙ingを安全にご使用いただくため、以下の条件を必ずご確認ください。

オーブンの温度設定と注意事項

安全にお使いいただくため、必ず耐熱温度や使用不可の熱源をご確認ください。

直火、オーブントースター、グリル、フライパンでは使用不可

熱源に直接触れると発火の恐れがあるため、直火やオーブントースター等での使用は絶対におやめください。

電子レンジ・オーブン加熱時の目安と、油分の多いおかずへの注意

耐熱温度は250℃ですが、使用は20分以内を目安としてください。

長時間の加熱は焦げや変質の恐れがあります。また、油分が多い調理物を加熱する場合、想定以上に高温になるため特にご注意ください。

事業系ごみの処理・分別ルールに従う

使用後は可燃ごみとして廃棄できる場合がありますが、実際の廃棄にあたっては、事業系ごみの処理ルールや各自治体・契約業者の分別ルールに必ず従ってください。

弁当・惣菜現場の業務用カップ選びに関する、よくある質問(Q&A)

Q1:薄手のアルミカップや通常の未加工紙カップと何が違いますか?

A:素材や厚みによってそれぞれの特徴は異なりますが、紙ing(両面シリコン紙)は、両面シリコン加工による「くっつきにくさ」と「耐水・耐油性」を備えた選択肢です。

冷めてもおかずがはがれやすく、時間経過後の油染みを抑えやすい傾向があります。

Q2:汁気の多い煮物を入れてもへたりにくいですか?

A:耐水・耐油性があるため、一般的な薄手の未加工紙カップ等に比べると、水分によるへたりや破れが気になる場合の選択肢になります。


Q3:温かいおかずを入れて、すぐに蓋をしても大丈夫ですか?

A:食材の温度や水分量、蓋をするタイミングによっては、結露や水滴が生じる場合があります。

実際の運用条件(冷ましてから蓋をする等)に合わせて状態をご確認ください。


Q4:惣菜の温め直しで、オーブントースターに入れてもいいですか?

A:オーブントースターは熱源が近く、紙が燃える危険があるため絶対に使用不可です。

電子レンジを使用する場合も、商品ページの使用条件や食材の油分・加熱時間をご確認の上、適切にご使用ください。

Q5:自店のおかずに合うか、詳しく確認したい場合はどうすればいいですか?

A:規格の詳細や用途への適合につきましては、下記の商品ページにてご確認いただくか、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

見栄えと作業性を両立するカップ選びで、現場の手間を見直す

弁当・惣菜の現場では、「たかがカップ」と単価の安さだけで選んでしまうと、時間経過による見栄えの崩れや、盛り付け時の「2枚重ね」といった隠れた手間が生じやすくなります。

両面シリコン加工の紙ingは、食材のくっつきにくさと耐水・耐油性により、これらの現場の課題を見直す候補のひとつになります。

まずは自店の容器のサイズを測り、適切なおかずカップの導入をご検討ください。

現在の現場課題セルフチェック

  • 煮物や揚げ物など、油や水分の多いおかずを入れているか
  • へたり防止のために、カップの「2枚重ね」をしていないか
  • 陳列中や持ち帰り時に、油染みで見栄えが崩れていないか
  • 現在使っているカップのサイズは、弁当箱の仕切りに合っているか

弁当・惣菜の見栄えを見直す、両面シリコンおかずカップ「紙ing」

【主なラインナップ(出荷ロット:10本、1本500枚入)】
5号 / 小判65 / 小判70 / 小判80
※価格・単価は掲載時点の目安であり、最新情報は商品ページでご確認ください。

紙ingの規格詳細・お問い合わせはこちら

なお、焼き菓子の生地離れや、焼き型の汚れ防止(焼成用途)にお悩みの場合は、こちらの記事もご参考ください。