アイスクリームのテイクアウト容器はどう選ぶ?サイズ・蓋・持ち帰り方を解説

アイスクリームをテイクアウトで販売しようとすると、意外と迷うのが容器選びです。

「何mlくらいのカップを選べばいい?」
「持ち帰りなら蓋付きの方がいい?」
「紙カップでも冷凍保存できる?」
「保冷剤を付ければ、どのくらい持ち歩ける?」

店頭ですぐ食べてもらうなら問題なかった容器でも、自宅まで持ち帰ってもらうとなると条件が変わります。

さらにフルーツやクッキーをトッピングするなら、容量は足りていても「蓋を閉めたら盛り付けがつぶれてしまった」ということも考えられます。

アイスクリームのテイクアウト容器は、見た目や容量だけでは決めにくいものです。

まず考えたいのは、「お客様がどこで、いつ食べるのか」。

この記事では、アイスクリームのテイクアウト容器を選ぶときに確認したいサイズ・蓋・素材・持ち帰り方・保冷の考え方を、カフェやキッチンカー、売店など店舗側の目線で整理します。

アイスクリームのテイクアウト容器は「どこで・いつ食べるか」から選ぶ

アイスクリームの容器を選ぶときは、いきなり「紙かプラか」「何mlか」と考えるより、販売したアイスをどこで、いつ食べてもらうのかを先に決めると選びやすくなります。

同じアイスクリームでも、店頭で受け取ってすぐ食べる場合と、車などで自宅まで持ち帰る場合では、容器に求める条件が違うからです。

アイスクリームをその場で食べる場合と持ち帰る場合を比較した写真

食べる場所やタイミングによって、アイスクリーム容器に必要な条件は変わります。

たとえば観光施設の売店で、買ったら近くのベンチですぐ食べる提供方法なら、盛り付けや食べやすさを重視しやすくなります。

一方、カフェで「家まで持って帰りたい」という需要に対応するなら、蓋だけでなく持ち帰り中の保冷方法まで考える必要があります。

その場で食べる場合と持ち帰る場合では、必要な条件が変わる

店頭や施設内ですぐ食べるアイスなら、一食分がきれいに収まり、スプーンですくいやすく、トッピングを見せやすい容器が候補になります。

蓋を使わない提供方法なら、上方向にフルーツやクッキーを盛り付ける自由度も上がります。

店頭ですぐ食べるアイスと蓋付きの持ち帰り用アイスの比較

その場で食べる場合と持ち帰る場合では、盛り付けや蓋に求める条件も変わります。

ところが持ち帰りとなると話は別です。

袋の中で傾かないか。蓋はきちんと閉まるか。トッピングが蓋に当たらないか。食べるまでの間をどう保冷するか。

「アイスが入る」というだけでは足りません。

その場で食べる商品なのか、持ち帰る商品なのかを先に決めることが、容器選びのスタート地点です。

冷凍保存するなら、容器の対応条件まで確認する

もう一つ区別したいのが、「持ち帰ったらすぐ食べる」のか、「冷凍庫に入れて保存する」のかです。

日本アイスクリーム協会では、家庭でアイスクリームを保存する場合は-18℃以下で保管することを基本としています。

そのため、冷凍保存まで想定する場合は、容器についても低温環境で使用できる仕様なのか確認しておきたいところです。

ここで注意したいのは、紙製だから使える、耐水加工されているから冷凍保存できる、と判断しないことです。

本体だけでなく、蓋を付けた状態で保存するなら、蓋側の使用条件も確認しておきましょう。

アイスクリーム容器のサイズは「容量」だけで決めない

アイスクリーム容器のサイズを決めるとき、最初に見たくなるのが「○○ml」という容量です。

もちろん容量は重要ですが、数字だけで選ぶと、実際に盛り付けたときの印象が想像と違うことがあります。

同じ量のアイスでも、容器の口径や深さによって見え方は変わります。

アイスクリームカップのサイズ比較

同じアイス量でも、容器の大きさや形によって見え方は変わります。

さらにトッピングを加えるなら、「アイスは入るけれど、その先が入らない」という問題も出てきます。

アイス量・スクープ数・トッピングまで含めて考える

まず決めたいのは、自店で一食分としてどのくらい提供するのかです。

1スクープなのか、2スクープなのか。それとも複数の味を組み合わせる商品にするのか。

そこにフルーツ、クッキー、ナッツ、ソース、ホイップなどを加えるなら、その分のスペースも必要です。

1スクープ、2スクープ、トッピング付きアイスの盛り付け量の比較

アイスの量だけでなく、スクープ数やトッピングまで含めて容器サイズを考えます。

特に考えておきたいのが、容器に入る量と、おいしそうに盛り付けられる量は同じではないことです。

容量いっぱいまでアイスを詰め込めても、見た目が窮屈になったり、スプーンを入れにくくなったりすれば、店舗で扱いやすい容器とは言いにくくなります。

逆に容器が大きすぎると、同じ提供量でも中身が少なく見えることがあります。

サイズを選ぶときは、容量だけでなく、完成した商品がどう見えるかまで考えておきたいところです。

迷ったら実際のメニューを盛り付けて確認する

カタログ上の容量を見比べても、最終的な使いやすさまでは分かりません。

そこで導入前に行いたいのが、実際に販売する量を盛り付けて確認することです。

「この量ならちょうどいい」と思っていたのに、実際に入れてみるとトッピングの居場所がない。

反対に、一回り大きい容器にしてみたら余白が多く、商品が小さく見える。

こうしたズレは、容量の数字だけを見ていると気付きにくいものです。

サイズだけでなく、スプーンを入れたときの食べやすさや、蓋を使う場合は閉めた状態まで確認すると、導入後のミスマッチを減らしやすくなります。

関連記事:おりがみカップのサイズ選び完全ガイド|大・小・特小はどのメニューに合う?

アイスクリームのテイクアウトに蓋は必要?提供方法で判断する

アイスクリームだからといって、必ず蓋付き容器を選ばなければならないわけではありません。

目の前で渡してすぐ食べてもらうなら、蓋を付けることより、盛り付けのしやすさや食べやすさを優先できる場合があります。

一方で持ち帰りを前提にするなら、蓋は重要な確認ポイントです。

店頭ですぐ食べるアイスと蓋付きの持ち帰り用アイスの比較

その場で食べる場合と持ち帰る場合では、盛り付けや蓋に求める条件も変わります。

「蓋付きだから安心」

で終わらせず、実際のメニューを入れた状態できちんと閉められるかまで見ておきましょう。

持ち帰るなら、蓋の有無とトッピングの高さを一緒に確認する

蓋を選ぶときに見落としやすいのが、トッピングの高さです。

カップだけを見ると余裕があるのに、フルーツやクッキーをのせた瞬間、蓋に当たってしまう。

せっかくきれいに盛り付けても、閉めるときにつぶれてしまってはもったいないですよね。

「アイスが入るか」ではなく、「完成した商品を入れて蓋を閉められるか」で確認するのがポイントです。

持ち帰りの場合は、容器と蓋を別々に見るのではなく、実際の提供状態で組み合わせを確認しましょう。

関連記事:おりがみカップの蓋・中皿の使い方ガイド|大用高蓋・大用中皿・小用透明蓋はどう選ぶ?

おりがみカップの商品情報を確認する

紙・プラなどアイスクリーム容器の素材はどう選ぶ?

アイスクリーム容器には紙製やプラスチック製などがありますが、「どちらがおしゃれか」だけで選ぶのはおすすめできません。

大切なのは、自店の提供方法に合うかどうかです。
確認したい点 紙容器 プラスチック容器
中身の見え方 容器の色やデザインを含めた見せ方ができる 透明タイプなら中身を見せやすい
耐水性 商品ごとの加工・仕様を確認 商品ごとの仕様を確認
冷凍保存 紙という理由だけでは判断できない プラという理由だけでは判断できない
蓋 対応蓋の有無を確認 対応蓋の有無を確認
販売方法との相性 個別商品の仕様と提供方法で判断 個別商品の仕様と提供方法で判断

紙容器でも商品によって加工や使用条件は異なります。プラスチックも同様です。

「紙だから○○」「プラだから○○」と素材名だけで決めず、個別商品の仕様を確認することが大切です。

白・クラフト・透明などで商品の印象は変わりますが、アイスクリームのテイクアウトでは見た目だけでなく、蓋や低温環境での使用条件まで含めて比較しましょう。

紙カップとプラカップを並べて保冷性能は見た目だけでは判断できないことを示す写真

素材や蓋の見た目だけで「溶けにくい」と判断することはできません。

アイスクリームの持ち帰りは「容器」と「保冷対策」を分けて考える

アイスクリームのテイクアウトで気になるのが、

「家に着くまでに溶けないだろうか」

という問題です。

ここで分けて考えたいのが、容器選びと保冷対策です。

どの容器を使うかは重要ですが、アイスクリームの状態は持ち帰り時間や外気温、商品温度、保冷剤や保冷バッグの使用状況など、複数の条件に左右されます。

容器だけで「溶けにくさ」を判断しない

「紙カップの方が溶けにくそう」
「蓋があれば大丈夫そう」

そんなふうに感じることもあるかもしれません。

しかし、容器の商品仕様として保冷性能が確認できないのであれば、イメージだけで「溶けにくい」と判断するのは避けた方がよいでしょう。

アイスクリームは、家庭では-18℃以下での保存が基本とされています。

店舗側では、

「どの容器を使うか」

だけではなく、

「商品を渡してから食べるまで、どのように低温状態を保つか」

も別の課題として考える必要があります。

持ち帰り時間や外気温に合わせて保冷方法を考える

では、保冷剤を付ければ何分まで大丈夫なのでしょうか。

これは一律に「○分」と決めることはできません。

真夏の屋外を歩く場合と、冷房の効いた車で移動する場合では条件が違います。

  • 外気温
  • 持ち帰り時間
  • 商品を渡す時点の温度
  • 保冷剤の種類や量
  • 保冷バッグの使用
  • 持ち運び方

などでも状況は変わります。

そのため、実際の販売環境を想定して保冷方法を決め、必要に応じて店舗側で持ち帰り条件を確認しておくと判断しやすくなります。

アイスクリームを持ち帰る条件の違い

外気温や移動方法によって、必要な保冷対策は変わります。

「この容器なら溶けない」と容器だけに期待するより、容器と保冷方法を組み合わせて考える方が現実的です。

アイスクリームのテイクアウト容器を決める前に確認したいこと

ここまで読んで、

「思ったより確認することが多いな……」

と感じた方もいるかもしれません。

ただ、一つずつ整理していけば、確認する順番はシンプルです。

容器の商品ページを見る前に、まず自店側の条件を決めておくと比較しやすくなります。

  • 一食分のアイス量は決まっているか
  • スクープ数は何個か
  • トッピングはあるか
  • トッピングまで入れた高さを確認したか
  • 必要な容器サイズを確認したか
  • 蓋は必要か
  • 蓋を閉めても商品がつぶれないか
  • その場で食べてもらうのか、持ち帰りなのか
  • どのくらいの時間持ち帰る可能性があるか
  • 保冷剤や保冷バッグが必要か
  • 持ち帰ったあと冷凍保存する可能性があるか
  • 容器本体・蓋の使用条件を確認したか
  • 入数や購入単位が自店に合うか
  • 購入時の価格・在庫・送料・納期を確認したか

ここまで整理してから候補を比べれば、

「見た目は気に入ったけれど蓋が合わなかった」
「容量だけで選んだらトッピングが収まらなかった」

といったミスマッチを減らしやすくなります。

おりがみカップにアイスクリームが盛られている

シンメイの「おりがみカップ」は、耐水・耐油加工なので安心

シンメイの「おりがみカップ」を比較候補に入れる場合、公式通販では特小230cc・小520cc・大960ccの3サイズがあり、各サイズとも内側に耐水・耐油加工が施されています。

また、カップ状から開いて皿状にできる構造になります。

公式通販では「テイクアウトをはじめ、あらゆる食材に対応可能」と案内されています。

アイスクリームを入れた状態での冷凍保存や、-18℃前後の低温環境での具体的な使用条件については、現在確認できる公式通販の商品説明には明記されておりません。
まずは少量をご購入いただきお試しください。

そのため、その場で食べるアイスやテイクアウト容器として検討する場合と、容器ごと冷凍保存する場合は分けて考え、冷凍保存まで想定する場合は事前に使用条件を確認してください。

サイズについても、特小230ccだからアイスにちょうどよいと決めつけず、実際の提供量・トッピング・蓋との相性を確認してから判断するのがおすすめです。
おりがみカップの商品情報を確認する

アイスクリームのテイクアウト容器でよくある質問

最後に、アイスクリームのテイクアウト容器を選ぶときに残りやすい疑問を整理します。

紙カップならアイスクリームを冷凍保存できますか?
紙カップだから冷凍保存できるとは限りません。
紙そのものだけでなく、内面加工や接着部分、蓋など商品の仕様によって使用条件が異なります。
冷凍保存する場合は、メーカーが示している使用条件や冷凍対応の有無を確認してください。
アイスクリーム自体は家庭では-18℃以下での保存が基本ですので、その環境で容器を使用できるかは別途確認する必要があります。

保冷剤を入れれば何分まで持ち帰れますか?
一律に「○分まで」とは言えません。
外気温、アイスの温度、保冷剤の種類や量、保冷バッグ、移動手段などによって条件が変わるためです。
特に暑い屋外を歩く場合と、空調の効いた車で移動する場合では条件が異なります。
店舗で持ち帰り販売を行う場合は、実際の販売条件に近い状態で確認し、「どのような方法で持ち帰ってほしいか」をお客様にも案内できるようにしておくとよいでしょう。

トッピング付きアイスはどんな容器を選べばよいですか?
トッピング付きの場合は、容量だけでなく、口径・深さ・上部の余裕・蓋を閉めたときの高さまで確認しましょう。
フルーツやクッキーを見せたいなら、盛り付けやすさも重要です。
持ち帰りなら、「きれいに盛り付けられた状態」と「蓋を閉めた状態」の両方を確認しておくことがポイントです。

アイスクリームのテイクアウト容器は、サイズやデザインだけで決めるものではありません。

まずは「どこで、いつ食べてもらうのか」を決め、そのうえでアイス量・トッピング・容器サイズ・蓋・持ち帰り方法・保冷・冷凍保存の有無を順番に確認していきましょう。

カタログ上では良さそうに見える容器でも、実際のメニューを盛り付けると印象が変わることがあります。

自店で提供する量やトッピング、蓋まで含めた状態で確認してから選ぶことが、導入後の「思っていた容器と違った」というミスマッチを減らしやすい進め方です。

おりがみカップの商品情報を確認する